
こんにちは、まつマンです。
今日は資金を計画する際、
100万円を年利2%で回すと。。。
という試算が出てくると思いますが、
その係数には6種類あります。
今回は様々なシチュエーション別の係数について解説していきます。
終価係数
終価係数とは、現在の金額を複利で計算した場合の、
一定期間後の金額を求める場合に用いる係数です。
つまり、
100万円を年利2%で回した場合、5年後の金額はいくらか?
という算出時に使う係数になります。

上記の図が終価係数です。
なので、
100万円を年利2%で回した場合、5年後の金額はいくらか?
は100万円かける1.1041をすればOKです。
つまり1,104,100円になります。
現価係数
つづいて現価係数です。
これは一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に使う係数です。
つまり、
年利2%で5年後に100万円貯めるとしたら元本がいくら必要か?
を算出する際に必要な係数です。

つまり100万円×0.9057=905,700円
が必要な元本になります。
年金終価係数
続いては年金終価係数です。
これは毎年一定金額を積み立てた場合の、
一定期間後の元利合計を求めるための係数です。
毎年2%、毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後はいくらか?
になります。

なので、
20万円×5.204=1,040,800円
が算出できます。
減債基金係数
こちらは一定期間後に一定金額を用意するための、
毎年の積立額を計算するための係数です。
年利2%、5年後に100万円を用意するために、毎年いくら積み立てする必要があるか?
これは老後資金で積み立て開始する際には使えそうな係数ですね。

なので、100万円×0.1922=192,200円
を求める事が出来ます。
資本回収係数
続いてですが、現在一定金額を一定期間で切り崩した場合の
毎年の受取額を計算する為の係数です。わかりづらいですね。。。
資本は今ある元手を言います。切り崩すは回収していくという意味です。
例文に直すと、
100万円を年利2%で運用しながら5年間で切り崩した場合の
毎年の受取額はいくらか?
を算出できます。
この場合の係数は以下です。

なので、
100万円×0.2122=212,200円
が毎年受け取れる金額になりますね。
年金現価係数
最後です。
将来一定期間にわたって、一定金額を受け取る為に必要な元本を
計算する係数です。
例文に直すと
5年間にわたって20万円を受け取る場合、年利が2%の時
必要な元本はいくらか?
です。

なので、
20万円×4.7135=942,700円
が必要な元本になります。
様々な係数がありますが、
これを把握しておけば
いつまでにいくら必要でいくら受け取れるのか。
を把握する事が出来ますので、便利ですね。
より個人の資金計画が立てやすくなると思うので、
是非活用していきましょう。
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