こんにちは、まつマンです。今回は老後のリスクについて学んでいこうと思います。老後2000万円問題を始め、老後への不安は話題に事欠かない今後重要な事の1つです。我々の老後が今後どうなるかを正しく理解して無駄の無い備えを整えていきましょう。*以下の本を参考に記事を書いています。

何が不安が良くわからないけど、何となく不安だニャ。

年金をちゃんと知ることで、老後の不安を解消できます。
将来年金は財源不足になるの?
年金の財源となっている公的年金について理解していきましょう。公的財源には3つあり
- 現役世代が負担する保険料
- 税金(消費税等)
- 積立金(GPIFが運用)
の3つが年金の財源となっています。以下の図は消費税の使い道を財務省が発表しているデータですね。年金・医療 ・ 介護 ・ 少子化対策に充てられているようです。

また、積立金についてはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用しており運用結果は絶好調です。下の図は2020年の運用結果と運用資産を表しています。

2020年で4兆円のプラスになっていますね、4兆円って半端ない収益、、、コロナ禍で収益も好調のようです。運用している資産も167兆円あるので、年金を将来的に支払っていくには十分な資金力だと思います。
会社員から税金は源泉徴収という形で強制的に集めているし、GPIFが資産運用を管理うまく行っているので、財源がなくなってしまう事は限りなくないと思います。
年金の受給額ってどれくらい?
図にすると以下になります。

国民年金の受給額
国民年金は40年フルに収めた場合、78万円が支給されます。納付月数が少ないとその分だけ受給額が減少します。ちなみに、納付済み期間が最低10年以上ないとそもそも支払われないので、要注意です。
厚生年金の受給額
サラリーマン・公務員のみが厚生年金を受け取れます。例えば、概算ですが、勤続年数が40年、その期間の平均年収が500万円だった場合、40年×平均年収500万円×0.005481=約110万円(年額)が支払われる額です。
月額9.16万円、国民年金と合わせると15万6千円ですね、これだと生活するうえでぎりぎりな気がする。。
夫婦での受給の場合
上記に合わせて妻がいる場合、妻が国民年金の受給を受けれれば
156,000円+64,000円=220,000円
が受給額、また妻が働いていた場合は厚生年金分も加味して
156,000円+156,000円になるので、313,000円。これを毎月もらえるなら十分な年金生活を送れそうですね。なので、個人年金保険に入らなくても厚生年金と国民年金で十分に暮らせていけると思います。
年金払い損しないのか?

毎月給料から差し引かれているけど、損しないのかニャ?

具体的な金額で説明していくので、不安を解消しますよ!
国民年金の場合
国民年金の保険料は月額16,540 円です。送付期間は40年なので
16,540円×12か月×40年=7,939,200円が支払い総額ですね。
国民年金の受給額は年間約78万円。男性の平均寿命が81歳なので、65歳から受給開始するとして
16年×78万円=1249万円が総受給額です。
つまり、7,939,200円投資したものが、12,490,000円になって返ってくるのが年金です。支払った保険料が1.6倍になって返ってくるのです。10年生きてれば元が取れて、長生きすればするほど得になるので、払い損することは少なそうですね。というか確実に儲かるこのシステム凄い。。
厚生年金の場合
厚生年金の場合は以下の図を見ると自分の降雨性年金の支払金額が一発で分かります。会社が半分出しているので、赤枠が自分が支払う保険料です。

大体月額報酬の10%弱ぐらい持ってかれますね。勤続年数40年とし平均年収500万円とした場合、1800万円が支払い総額になります。計算式は以下です。
40年×12か月×37,515円=18,007,200円
続いて支払われる総額ですが、 平均標準報酬額×(5.481/1,000)×2003年4月以降の加入期間の月数 で計算されます。2003年4月以前は別の計算式になるので、ご注意ください。つまり、、
500万円×0.005481×40年間=1,096,200円
が、支払われる年額です。なので81歳まで生きた場合支払われる額は
16年×1,096,200円=17,539,200円です。厚生年金だけではトントンですね。。これって厚生年金入っている意味あるのか。。になってしまいますが、国民年金を忘れてはいけません。上記表で支払っている保険料は国民年金分の保険料も含まれているので、
17,539,200円 (厚生年金受給 総 額)+12,480,000円(国民年金受給総額)=30,019,200円
になります。つまり、1800万円投資して3000万円になって返ってくる。それが厚生年金です。上記は81歳まで受給した場合を想定しているので、長生きした場合はもっと受給額が増えていきます。厚生年金ってすごいですね!!
これでも、老後の資金が足りない場合はiDecoや積立NISAで補完していく形ですね。企業の個人年金保険はもういらない気がします。
もっと詳しく、幅広く知りたい方は以下の本がおすすめです。
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